分割払いで買った仕事兼用のスマホ代は経費計上できるのかな?
仕訳はどうしたらいいの?
実は私、仕事でもプライベートでも使うスマホを、分割払いで買い替えました。
仕事兼用のスマホ代を経費計上する際には、どのように仕訳をしたらよいのか、実際に私がおこなった仕訳方法を紹介します。
仕事兼用のスマホを分割払いで購入し、端末代や携帯電話料金を経費計上する場合の仕訳について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
仕事兼用スマホを分割払いで買い替えた
長らく使っていた仕事兼用のスマホを、ついに買い替えました。
どうしたら少ない負担で買い替えられるか検討した結果、私のライフスタイルなら、次のような方法がベストだという結論に。
- 通信回線=mineo(マイネオ)
- 端末(Google pixel)=auのスマホトクするプログラムで分割払い
結果、通信費と端末代の両方を合わせ、月2,500円程度の負担で済んでいます。
仕事兼用のスマホ代なので、もちろん経費計上します。
スマホを分割払いで買った場合の仕訳方法
分割払いを利用して新しいスマホを購入した場合、どのように仕訳をしたらよいのか悩みますよね。
私が実際におこなった仕訳のポイントは3つあります。
- mineo(マイネオ)に支払う毎月の携帯電話料金は通信費
- auで分割払いで購入したスマホ機種代は消耗品費
- 仕事でもプライベートでも使うため、通信費も消耗品費も家事按分が必要
仕事兼用スマホの家事按分
プライベートでも使う仕事兼用のスマホを経費計上するには、家事按分が必要です。
家事按分とは、フリーランスが仕事用と生活用の両方に使っているものを、合理的な割合で分けて経費計上する方法です。
例えば1週間のうち5日稼働していることを基準に家事按分の割合を決めると、仕事での利用は5/7日なので、約70%ということになります。
スマホ端末代分割払いの仕訳
では、分割払いで購入した仕事兼用のスマホ端末代の仕訳をしてみましょう。
ポイントは次の3点です。
- スマホの端末代は消耗品費
- 仕事兼用スマホは家事按分が必要
- 分割払いは未払金で処理
まず、私が購入した機種は10万円未満なので、スマホの端末代を計上する勘定科目は「消耗品費」です。
ただし、家事按分をするのでプライベートで使う分は「事業主貸」に計上します。
分割払いで購入したので、まだ実際の支払いをしていないため、購入時には「未払金」として処理します。
今回私は、63,890円のスマホを分割払いで購入しました。
家事按分し仕事での利用を70%とした場合、仕訳は次のようになります。
借方 | 貸方 | 摘要 |
消耗品費 44,723 | 未払金 63,890 | スマホ分割払い |
事業主貸 19,167 |
この未払金を、個人用のクレジットカードで分割払いする場合、実際の支払い時には次のように仕訳をすればOKです。
借方 | 貸方 | 摘要 |
未払金 971 | クレカ(個人) 971 |
携帯電話料金の仕訳
では、携帯電話料金はどのように仕訳をすればよいのでしょう。
ポイントは、次の2点です。
- 携帯電話料金は通信費
- 仕事とプライベート兼用なので家事按分が必要
例えば私の場合、個人用のクレジットカードでmineoへ携帯電話料金の支払いをしており、次のように仕訳をしています。
借方 | 貸方 | 摘要 |
通信費/電話・Wi-Fi 1,530 | クレカ(個人) 1,530 | 携帯電話12月分 |
携帯電話料金も家事按分が必要なので、本来は次のように、通信費と事業主貸に分けて仕訳をします。
借方 | 貸方 | 摘要 |
通信費 1,071 | クレカ(個人) 1,530 | 携帯電話12月分 |
事業主貸 459 |
しかし、私が使っている「やよいの青色申告オンライン」には、確定申告の際にまとめて家事按分する機能があります。
そのため、携帯電話料金に関しては毎月の記帳時に家事按分はせず、確定申告書を作る際に、1年分まとめて家事按分をしています。
毎月発生し家事按分が必要になる通信費のために、あらかじめ補助科目「電話・Wi-Fi」を作っておきました。
確定申告書作成時に、通信費のうち補助科目「電話・Wi-Fi」を選択すると、まとめて家事按分ができるようになっています。
分割払いで買った仕事兼用スマホの仕訳方法のまとめ
スマホを分割払いで購入し仕事兼用で使う場合、どのように仕訳をすればよいのか悩みますよね。
今回、私自身が仕事兼用のスマホを分割払いで購入したので、実際におこなった仕訳方法を紹介しました。
仕事兼用のスマホを分割払いで購入し、端末代や携帯電話料金を経費計上する場合の仕訳について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。